topimage

在学院生

第9期生 〜分娩介助実習(第1段階:1年次9〜10月)を終えて〜

助産学分野への入学を決めた理由

私は高校生のころから助産師に憧れ、地元である金沢大学の看護学専攻に入学しました。その後、県外の1年制の専攻科なども少し考えましたが、金沢大学大学院の助産学分野では2年間で時間をかけて研究や実習を行いながらエビデンスに基づいた助産を学び、助産師資格とともに修士号を取得できるということが今後自分の強みになると思い、入学を決めました。また、学部生時代にも金沢大学助産学分野の先生方が丁寧に相談にのってくださったり、サポートしてくださったということも入学の決め手です。(※写真左学生)

学部生のときに受けた講義や母性看護実習を通して助産師になりたいと思うようになりました。学部生の時からお世話になっていた先生方の下で、2年間じっくり助産と向き合うことができること、そして、母乳育児支援20時間基礎セミナーに参加することができ、UNICEFやWHOが推奨している母乳育児支援について学習することができることが金沢大学の助産学分野の魅力だと思い、大学院の入学を決めました。(※写真右学生)

入学からこれまでを振り返って、分娩介助実習(第1段階)を終えて

入学してからは助産学の授業や演習、実習はもちろんのことですが、同時に研究も進めていかなければならず、慣れない研究や発表、ディスカッションなど学部生の時との違いに大変さを感じることもあります。その中で助産学分野の同期と協力したり切磋琢磨しながら楽しく大学院生活を送っています。また助産学分野の先生方の手厚いご指導のもと講義や演習で様々なことを学ぶことができています。
第1段階の分娩介助実習を終えて、実習先では指導者の方々からとても丁寧にご指導してもらうことができることや、看護学実習の時よりも積極的に妊産褥婦や新生児と関わることができ、非常にやりがいを感じることができました。やはりお産といういつ何が起こるかわからないという状況の中で実習をするのは大変だと思うこともありますが、実習施設の助産師の方々のようになりたいという憧れの気持ちを持ちながら、楽しく実習をすることができました。(※写真左学生)

入学してからしばらくは、講義や課題、研究に実習など、忙しさに慣れることが大変でしたが、助産について、より専門性の高い知識に様々な角度から触れることができ、自分の助産師観をつくる濃い学びができていると感じています。特に実習では、座学で学習し、練習してできたつもりになっていたことが、いざ臨床で実践することになるとできないことも多く、自身の課題の発見や、経験で学びをより深めることにつながったのではないかと思います。(※写真右学生)

助産学分野への進学を考えている皆さんへ

実習や研究で忙しいことや大変なこともありますが、2年間かけて色々な実習先に行くことができたり、講義や研究の中でたくさんのことを学べると思います。まだ第1段階の分娩介助実習を終えたばかりですが、本当に多くの学び・経験ができました。進学に関して迷っていたら、助産学分野の先生方も親身になって相談にのってくださると思います。
(※写真左学生)

大学院に入学して助産について学ぶほど、本当に助産師は素敵な職業だなと感じます。妊娠・出産はもちろん、すべてのライフステージにある女性に寄り添って支援することができるのは助産師の特権だと考えます。大学院では同じ志を持ったメンバーと一緒に支えあいながら楽しく貴重な経験ができるのではないかと思います。皆さんに助産学分野の魅力が伝わり、進学の後押しが少しでもできれば幸いです。(※写真右学生)

第2期生(2014年4月入学)

入学を決めた理由

紺谷:学部で受けた講義で母性分野に興味を持ち助産師になりたいと思うようになりました。1年間で資格をとることができる専攻科も考えましたが、2年間の講義、実習、研究の中でより多くの経験を持ち広い視野と実践力を身につけたいと思い大学院の入学を決めました。

織田:母親と従姉妹が助産師をしているので、子どもの頃から助産師になりたいと思っていました。大学院では多方面から助産学について学ぶことが出来ると思い、入学しました。

入学からこれまでを振り返って

高畠:入学当初は課題やプレゼン、ディスカッション、研究など学部の時とはすべてが違っていて戸惑うことも多かったですが、ケア一つについても自分でエビデンスを調べたりするなど、捉え方が変わったように思います。また、さまざまな実習や研修などにより産科に携わるさまざまな職種の方と出会う機会が多く、そこで学べたことはとても貴重な経験となりました。

坂本:大学院に入って1年も経ちませんが、座学だけでなく、これまでに参加させて頂いた講演や研修会、実習など多くの場面でお会いした助産師の先輩方から得た学びが多くあると感じています。それは技術面だけでなく、自分のなかでの助産師像や価値観を考える機会となることも多く、とても大変ですが、濃い毎日を送れていると思います。

嶋田:実習や研修会では多くの助産師や他職種の方々と関わらせていただく機会があり、自分自身の助産師観について考えることが多くあります。また、学部生の時とは違った助産学生としての責任感を感じながら実習に挑むことができ、学びながら、様々な経験を通して実践能力を身につけていきたいと思います。

助産学分野への進学を考えているみなさんへ

河野、宮本、森川:
大学院で助産学を学ばれようと志を高く持っている皆様へお伝えすることは、今ある志を決して忘れないでほしいということです。大学院では病院やクリニック、助産院など様々な場所で実習することができ、2年間じっくり助産について学べることが魅力です。2年間というわずかな時間を助産師の礎として盤石に築き上げられるかどうかは志にかかっていると思います。私たちは多くの赤ちゃん、お母さん、助産師さんとの触れ合いを通して、日々、志を温めながら今日に至っています。どうかこれから入られる皆様方が、先輩や現場から受け継いできた思いを、次世代につながれるお1人になることを願っています。

2015.1.9

第1期生(2013年4月入学)

zaigaku

粟津文葉さん(左下):金沢市出身。石川県立看護大学卒業。
三好可奈子さん(左上):山口県出身。金沢大学医学部保健学科卒業。
吉田綾さん(右下):金沢市出身。石川県立看護大学卒業。
松浦まゆ子さん(右上):富山県出身。富山大学医学部看護学科卒業。

入学を決めた理由

三好:小学生のころから助産師になりたいと思っていました。看護師として働いていた間も助産師になりたいという気持ちは忘れられずにあり、助産学分野ができると先生から声をかけていただいたのがきっかけです。2年課程で時間をかけて深く学ぶことができて、実践力を身に着けることができると思いました。

松浦:小さいことから助産師になりたいと思っていました。助産師になりたいという強い思いがあって、いろいろ調べていた時にここを見つけました。

吉田:中学生のことから助産師になりたいと思っていました。資格の取得だけでなく、修士号も取得できるということにも将来の道を広げるうえで魅力だと感じました。また地元で学びたいと思い決めました。

粟津:出産というライフイベントに関われるのが素敵な仕事だなと思って助産師になろうと思いました。私も地元で学べるということと、助産の教育体制で大学院教育が増えてきている今、院を卒業しておくことで選択の幅が広がると思いました。

入学からこれまでを振り返っての感想

三好:看護師として働いているときは業務をこなしている印象があったけれど、学生に戻って、疑問を抱いたときには文献を探したりして根拠を考える視点をもつことができるようになったと思います。視野が広がったと思います。

松浦:助産の勉強ができているのが嬉しいです。これから海外で日本の助産師との違いを学ぶこともできますし、研究を通してエビデンスに基づいた助産実践についても学ぶことができよかったです。2年間いろんなことを学べるのがいいなと思います。

粟津:私は他の学部の授業も少し受ける機会が持てました。忙しいけれども、大学院生活だからこそ自分の学びたいことを調節して学べるのが良い点だと思います。
助産の実習は、指導も丁寧にしてもらえるので看護の実習とは違った印象です。早く自分も自信を持ってケアできるようになりたいなぁと思いました。でも、二つの命を預かるってことはやっぱり大変な仕事だなとも感じました。

吉田:大学院に入っていなかったら知らなかっただろうなっていうことがたくさんあって、日々視野が広がっている気がします。あとは、助産に関する講義を受けたり実習に行ったりして、助産師に一歩ずつ近づいていると感じられることが楽しいです。

一同:研究は、正直テーマを決めるまで大変だと思いましたし、最初は何もわからない状態でした。でも1年生の前期で看護研究の基本的なところから勉強できました。

助産学分野への進学を考えているみなさんへ

三好:助産師は本当に素敵な仕事だと思います。実習や研究など大変なこともありますが、助産師になりたいという強い気持ちがあれば大丈夫だと思います。

吉田:大学院は少し敷居が高いように感じるかもしれませんが、2年かけて深く、たくさんのことが経験できることが魅力だと思います。

松浦:忙しいこともありますが、自分のペースで学ぶことができると思います。

粟津:学生のうちにいろんなことを勉強する機会があり、実習もいろんな所にいけます。助産師になるために本当に深くいろんな力を身に着けることができると思います。

院生・卒業生の声

院生・卒業生の声

footer